就活で迷った時の気分転換にどうぞ 〜好きなことでキャリアを形成すべき理由〜

はじめに

10代、20代、30代、40代、何歳からでも興味のあること、好きなことに取り組むというのは大切だと思います。そのような方々を少し元気にしたいと想って書いた記事です。

今回は、キャリア形成という観点で好きなこと、それも1つではなく、様々な好きなことをトコトンやってみるべきだ、という考えを根拠を持って記載しています。

自身のキャリア形成、中高生のキャリア相談、育児方針などの参考にしてください。

私が思うに、人生も仕事も恋愛も、大体本質的な部分は同じだと思っています。

それは、「希少である=価値が高い」ということです。

これは普遍的なのではないかと思っています。今回は、どうやって希少になるのか、デザイン思考を中心に考察した結果を記載します。

デザイン思考とは

イノベーションを効率的に生み出す手段、ツールです。

そこには多数のフレームワークがあります。このフレームワークは必要に応じて、使えれば良いです。ただ、デザイン思考の根幹、上位概念だけは覚えてください。

それは「多様性」による希少性の創出です。

簡単に言えば、珍しいモノ同士の組み合わせであれば、それは希少なアイデアになる可能性が高いのではないか、既成概念をブレークスルー出来るのではないか(=イノベーション)というものです。

そりゃそうですよね。珍しいモノと珍しいモノを組み合わせれば大体珍しいモノになります。ポケモン、デジモン、モンハン、星ドラ辺りで、合成、配合系の感覚は洗練されていますからね。

フザケてはいないです。eスポーツの賞金が億円を超える時代です。ゲームの感覚は、ビジネスでも活かすことが出来る時代だと真剣に思っています。

料理で言えば、珍味Aと珍味Bで料理を作ったら、それは世にない料理である確率が上がる、というのと同じです。

ただ、これを異なる角度から論文にした人がいます。

リー・フレミング氏が2004年に特許と多様性を分析した有名な研究です。

下図の赤丸のようにメンバーの多様性が高いほど、金銭的な価値(私は経済的な価値と解釈しています)が高くなるアイデアが出て来るというものです。

以下の記事(2013年のハーバード・ビジネスレビュー)もご興味があればお読みください。

“異なる知性とのコラボレーションとデザイン思考について”

Fleming Lee, Perfecting Cross-Pollination, HBR, September 2004.邦訳(『「学際的コラボレーション」のジレンマ』DHBR2004年12月号)

デザイン思考における多様性とは

ここで言う「多様性」とは、専門領域の違いのことです。「多様性が高い」ということは、さまざまな角度から物事を考えられる集団(チーム、組織、法人など)であることを意味します。

上記図の青い線の平均値だけを見ると、多様性が高まれば失敗の総数も増加するため、成功確率は下がるといえます。ただ、多様性が高い方が、相対的に経済的価値の高いイノベーションが生まれることもデータとして出ています。

つまり、多様性を確保しながら、失敗を前提として、成功に向けて愚直にデザイン思考を続けられるかどうかで企業の明暗が分かれるといえます。

イノベーションは、結局は確率論であり、失敗する総数を減らそうとすると成功する数も減る。経営者的な視点でのポイントは、失敗の総数を減らすことではなく、1回の失敗で発生するコストをいかに最小化するかが重要になる。

ただ、IT・プログラミング界隈であれば、相対的に失敗コストによるインパクトは少ないです。これは本当に魅力的です。だから、IT系はイノベーションが多いのかもしれません。

企業が、多様性、ダイバーシティ、個性の時代などと声高々に言っているのは、このような背景も考慮されています。。似た者同士のチームで会社を作ってはいけない、と言う通説も、長く続けられるような化学反応が統計的に起こりにくいためだと考えられます。

「多様性」と言うキーワードは、組織に限ったことではなく、個人のキャリア形成に置き換えて考えることも出来ます。

要は、自分の中にたくさんの異なる経験、知見を蓄積して、異なる見方、考え方ができる自分を創ると言うことです。この辺りは、堀江氏の著書である多動力にも通じる部分があると思います。

また、デザイン思考でいう多様性や堀江氏のいう多動力に似た考え方は、人事・キャリア形成界隈にも存在します。

人事・キャリア形成界隈における多様性とは

スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授によって提唱された「計画的偶発性理論/計画された偶発性理論(プランドハップンスタンスセオリー)」というものです。要約すれば、以下の3つです。

  • 変化の激しい現代において、キャリアの8割は偶然の出来事によって形成
  • 偶然の出来事を利用してキャリアを形成
  • 自ら偶然の出来事を引き寄せるよう働きかけ、積極的にキャリア形成の機会を創出する

ざっくり纏めれば、前向きに様々な経験をして、それらを前向きに活用せよ、と言うことです。

成功者はみな、そうしている、と言っています。この偉大な理論を発表された、クルンボルツ氏は2019年5月に他界されました。心よりご冥福をお祈りいたします。私はこの理論は、まだまだ根強く支持され続けると思います。辛いこともこの理論が救ってくれた時もありました。

様々なことをやってみることは大切だと思います。中途半端は良くありません。

必死にやって、そこでしか得られないものをちゃんと自身の糧にして、次に移ることの大切さだけは忘れてはいけません。無駄なことは何もないですが、好きなことをやるからには、トコトンやって、トコトン学びましょう!何事も前向きに挑戦するに限ります。

これぞ「計画的偶発性理論/計画された偶発性理論(プランドハップンスタンスセオリー)」です。

今回はここまで。

ご拝読頂きありがとうございました。

ではまた。

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