新しいWEBサービスの考え方
みちした
今回はデザイン思考について書きます。東大、慶應、スタンフォード大などが注目するデザイン思考のエッセンスを少しでもご理解頂けると嬉しいです。

デザイン思考の前にイノベーションとは?

イノベーションというと革新という日本語訳を思い浮かべる方が多いと思います。革新という日本語訳が間違っている訳ではありません。実際、イノベーションは以下のような捉えられ方をすることが多いと思います。

イノベーション = 既存手法A × 既存手法B
このAとBという組み合わせが新しい = イノベーション成立!

革新という日本語訳が間違っている訳ではありませんが、もっとしっくりくる日本語訳をお伝えします。

以下は、私が共感できるイノベーションに関する記事の引用です。

新たなものを想像し、社会に価値を生み出すこと

中略

イノベーションとは革新という意味の言葉です。

中略

「イノベーション」とは 経済や社会に影響するほどの変革によって「革新」を起こす事を指します。

中略

言葉の起源の1912年までさかのぼると、オーストリア出身の経済学者であるヨーゼフ・シュンペーターが著書「経済発展の理論」を発表

中略

著書では「イノベーション(innovation)」ではなく「新結合(new combination)」という言葉を使っていますが本質は同じで「新結合」の理論全体を総称して「イノベーション」という言葉が現在では定着しています。

引用 https://career-picks.com/business-yougo/innovation-toha/

前置きが少し長くなりましたが、イノベーションとは新結合である、というこの解釈が日本語訳的には最適だと思います。この解釈は、100年以上経った現代でも全く色褪せない解釈だと思っています。

先にも書いた通り、イノベーション = 既存手法A × 既存手法Bで生まれる新しい組み合わせです。イノベーションとは、新しい組み合わせだ、ということは、イノベーションを諦めていた人に希望や勇気を与えると真剣に思っています。おそらく、日本には、イノベーションという言葉の意味を正しく理解していない方が多くて、イノベーションなんて出来る訳ないという考えの人が多いと思います。

これを機に、明日からは、イノベーションって新結合のことだよね、シュンペーターって知ってる?とドヤ顔して頂けると嬉しいです。

ここまでが、イノベーションの言葉の意味のご紹介です。次からは、デザイン思考のご紹介です。

デザイン思考はイノベーションを効率的に生み出す方法論

新しい組み合わせ=イノベーションと聞くと、組み合わせなんだったら、総当りすればいいじゃんという人がいます。

安心してください。既にアメリカの西海岸辺りで活発にやっています。ただ、詳しくはここでは言いませんが、総当りには技術面とそれ以外にも難点があります。


ここでは、”人”起点でイノベーションを効率的に生み出すデザイン思考のエッセンスをご紹介します。

デザイン思考の概要

私が理解している、デザイン思考というのは、ITエンジニアっぽく言えば、イノベーションを効率的に起こす為のフレームワークと言えます。

ビジネスマンっぽく言えば、目的を効率的に達成する為の手段といったところでしょうか。

デザイン思考自体は、IDEO社、スタンフォード大学(d school)が2010年前後から発信し始めた比較的新しい学術分野で、現在では東京大学(i school)慶應大学院(SDM)等でも学ぶことができます。

ここでは、源流であるスタンフォード大学のd schoolが紹介しているデザイン思考のエッセンスを説明します。デザイン思考は5つのパートで成り立ちます。

  • 共感
    相手の価値観に歩み寄って未知の洞察(インサイト)を獲得する
  • 問題定義
    誰に対する、どのような問題・課題に着目するかを考える
  • 創造
    問題・課題を特定して、解決策を創造するため、多量・多様なアイディアを練る
  • プロトタイプ(コア部分の検証)
    その解決手段のコア部分だけを検証する。アイデアを考えた時の楽しさ、機能が検証出来ればOK!
  • テスト(ユーザーに使ってもらう)
    実際に使ってもらうことで、新たな発見をする。

この5つは、上から順番にやる必要はありませんありません。

どのパートから始めても大丈夫です。ただ、いずれのパートも何度も繰り返し行います。一度やって終わりではありません。この辺りはプログラミングと同じですね。

言い方が若干異なるものの、本質的には同じことを経験されている方が多いのではないかと思います。

実際、大手やベンチャー企業で新規事業を検討する際に多用されています。メルカリなど、自社特有の解釈を提示している会社もあります。色んな方が色んな解釈で紹介しているデザイン思考ですが本質は変わりません。

共感、問題定義、創造、プロトタイプ、テストのそれぞれのパートにもまた、それぞれ異なるフレームワークが存在します。

デザイン思考でいうフレームワークもプログラミングでいうフレームワークと同じで、イノベーションを効率的に起こすために存在しているので、是非、知って、理解して、積極的に使ってください。

具体的なフレームワークは、”デザイン思考家が知っておくべき39のメソッド”“イノベーション対話ツール ワークショップで用いる基本手法解説書”が有益なソースですので、是非ご覧ください。

特に、“イノベーション対話ツール ワークショップで用いる基本手法解説書”に書かれている、因果ループ、顧客価値連鎖分析(CVCA)、イネーブラー・フレームワーク(Enabler Framework)辺りは必見です。

今回は、新しい組み合わせを効率的に探し得る方法論として、デザイン思考のエッセンスをご紹介しました。ただ、この手法は、既にある知識や経験を組み合わせる方法論の紹介であって、組み合わせの対象となる知識や経験自体を私がどうにか出来る訳ではありません。

デザイン思考は、知識や経験は”有る”前提で記載されています。

如何に多くを知っているか、経験しているか、ということもイノベーションの成功要素の1つです。

イノベーションのみならず、事業を成功させる要件といっても過言ではないと思います。

ちょっと無理矢理ですが、デザイン思考を身に付けている=料理が上手、とすれば、

知識や経験の豊かさ=食材の種類の豊富さ、と言い換えることが出来るでしょう。

要は、食材の種類が豊富である方が、より美味しい料理を作れる可能性が上がる、というカンジです。

上記のような観点からも、今の自分にない、何か新しいことを知る、経験してみる、ということはとても大切なことです。

一方、情報収集だけに時間をかけ過ぎるのは本末転倒です。あくまで、デザインすることとそれを実現するためのプロトタイプ作成に時間を割くべきです。

そこで、知る、ということを効率良く行える手段の1つをご紹介します。ご紹介するのは、既存の本の要約を読める、Flier(フライヤー)というアプリです。このアプリは本当にスゴいです。

https://www.flierinc.com/

自信を持ってご紹介できます。端的に言えば、このアプリを使えば市販されている話題のビジネス本など、幅広いジャンルの本の要約を読むことができます。一冊の要約は、10分で読めると記載されていますが、普通に5分程度で読めると思います。ググってみてください。

本を読むことは、とても大切であることは間違い無いのですが、読書の難点は、流し読みすると大切なところを読み飛ばす、ゆっくり読んでも全てを覚えているわけではないので時間が勿体ない、といった点が主な困り事だと思います。そんな方はぜひ、Flierを使ってみてください。無料で読める本もありますし、有料会員も月500円(5冊読めます)からとそこまで敷居は高くありません。

速読術など無くても、プロのライターがその本のエッセンスだけを纏めてくれているので手っ取り早く概要を理解できます。

私は、Flierをその本の要点把握や試し読みといった目的でで使っています。Flierで実際に良さそうな本であれば、Amazonでポチります。

弊社もデザイン思考でイノベーションを起こしたい、イノベーションとまでは、行かずとも新しいことにどんどんチャレンジしていきたいと思っています。このテーマは好きなのでまた別の観点で記載したいと思います。

今回はここまで。

ご拝読ありがとうございました。

では、また。

Twitterでもフォロー頂けると嬉しいです。

おすすめの記事